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ユニコラム

五十の手習い

世間の多くの会社と同じく、コロナ禍を契機に一気に在宅勤務にシフトしたユニコでありますが、それまで毎日会社に行く生活を続けてきた身にいろいろ変化をもたらしています。とはいえ、生来の気質というのは変わらないもので、その時々の環境によって、強く出たり薄まったりするのだろうと思います。
わたしは、引きこもり気質。困ったことに、会社という場所へ出て行かなくて良いとなると、ほかに家を出なければならない理由がありません。そしてコロナ以降の我が家に起きた問題は食糧難です。
買い物に行かないので。

前置きが長くなりましたが、乾物まですべて食べ尽くしたあとに発見した蕎麦粉が、新しい世界を教えてくれました。
いつ、何のために購入したものか分からない蕎麦粉。Google先生に尋ねたところ、「蕎麦粉のスコーン」なら何とか私でも作れそうだということが分かりました。
そこでいそいそとベーキングパウダーを買いに行き、作ってみたのです。私を買い物に行かせるほどの興味をわき起こした蕎麦粉のスコーン(のレシピ)に脱帽です。
クッキーやケーキを手作りするという、小学生高学年~高校生くらいの間に通過する人も多いであろうフェーズが、コロナ禍の私に初めて到来しました。

焼き上がりが近づくとオーブンから漂ってくる美味しそうな香り。しっかり膨らんでくれた時の嬉しさ。
自分で食べるなら許せるというレベルの出来であっても、お菓子を焼くという行為は十分に幸せを感じさせてくれるのだと知りました。
自分の手で何かを作り出すということ、焼き上がりがどうなるのかちょっとドキドキすること、すぐさま甘いリターンが得られること、といった辺りが魅力でしょうか。

発見した蕎麦粉を使い果たした後も買い足して続けています。
スコーンに留まらずパウンドケーキを作ってみたり、蕎麦粉に留まらずオートミールでクッキーを作ってみたり。
焼き上がりの香り恋しさに時おり焼くようになりましたが、自分で食べるなら許せるという域を一向に出られないのは生来の才能の無さ故かと思っております。

蕎麦粉のスコーン

蕎麦粉のスコーン

 

蕎麦粉のパウンドケーキ

蕎麦粉のパウンドケーキ

 

オートミールのクッキー

オートミールのクッキー


コンサルティング第一本部 及川美和子

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