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ユニコラム

ぜんざいと出雲大社

ぜんざい。どこか懐かしく優しい味で、寒い季節にはふと恋しくなります。ところでぜんざいの名称はどこから来ているのでしょう。
調べたところ出雲地方の「神在餅(じんざいもち)」が由来のようです。

出雲以外の土地では旧暦10月に各地の神様が出雲に向かったため、留守にしていました。そこから神無月と呼ばれます。一方、10月の出雲は各地の神様であふれており「神在月(かみありづき)」と称されます。出雲だけ呼称が異なるわけですね。
このとき「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われます。 そのお祭りで振る舞われるのが「神在餅(じんざいもち)」です。この神在(じんざい)が転じてぜんざいとなったようです。

出雲のぜんざい

出所:https://www.sakaneya.jp/fcblog/51196.html


写真のとおり出雲のぜんざいは紅白の餅が汁少なめの粒あんに収まっています。神様に捧げられた甘味と思うと、また味わいもひとしおです。

さてそんなぜんざいのふるさとには神々が集う出雲大社があります。縁結びの聖地として有名ですが病気平癒のご利益もあるとされています。いずれも根は一緒で「因幡の白うさぎ」にちなんだものです。

「からだの皮をはがされた痛みに苦しんでいた白うさぎに対してだいこくさま(出雲大社の御祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ))が治療のアドバイスをしました。白うさぎがそのアドバイスに従ったところ、すっかり回復しました。この白うさぎは仮の姿で、八上比売(やかみひめ)という美しい姫が姿を変えていたのでした。その後、やかみひめは白うさぎの姿の時に自分を救ってくれただいこくさまを伴侶として選びました。(神話「因幡の白うさぎ」を執筆者が要約)」

  コロナ禍が落ち着いていた2021年12月頃、私は家族と共にこの出雲大社を参拝しました。なおホームページによると読み方は「いずもたいしゃ」ではなく「いずもおおやしろ」となっています。
大駐車場から近道をとった私たち家族は、神楽殿から参拝を始めました。ただし、大鳥居から勢溜(二の鳥居)を通り、御本殿に向かうのが正しいルートのようです。境内の大小さまざまな社を拝見した後、御本殿を参拝し、娘と共に写真を撮影しました。

出雲大社本殿前にて撮影

( 執筆者と娘 )


参拝後、娘にせがまれて購入したのは縁結びのお守りとひとくち生姜糖です。生姜糖は上品な甘みと生姜の刺激がほどよいマリアージュ(婚姻関係)を生み出していました。
 

ひとくち生姜糖

出所:來間屋本舗ホームページ

 

コンサルティング第一本部 菊地 隆男

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