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昨年12月29日の朝5時少し過ぎに南向きのベランダで空を見上げていたら、一筋の太い光が頭上をスッと流れていきました。流れ星と認識するのに数秒かかり、気づいた時には既に頭上より下方に向かって消えていってしまいました。この時期の流れ星と言えば、皆さん良くご存じのふたご座流星群か、しぶんぎ流星群でしょう。
私が見たのは流星群ではありませんでしたが、どちらかに属する流れ星ということになるのでしょうか。あまりも一瞬の出来事で願い事をするのも忘れてしまいました、というか、急に願い事なんて思いつくものではありません。
そもそも流れ星と願い事には何がどのように関係しているのでしょうか。
通勤電車に揺られながら調べてみたところ、面白いことがわかりました。
海外の、特にキリスト教文化圏においては、『神が天国のドームを開けて地上の世界を見守る際、流れ星が流れる。星が光っているうちに、天国のドームが閉まる前に願い事をすれば、神が願い事を聞いて叶えてくれる。<引用元:Cosmic Debris: Meteorites in History.著者:John G. Burke>』ということが信じられているようです。流れ星は天国のドームが開いた瞬間を知らせるサインということになりますね。そんなサインを見られただけでも十分ラッキーなのでした。
さて、では良く言われている願い事を3回するというのはどこから来ているのでしょう。短い間に3回。流れ星が流れる速度は秒速10km~70kmくらいですから、どんなに頑張っても1回が限度だと思うのですが、調べてみたところ、「3」という数字はスピリチュアル的観点から言うと『安定』や『完成』を表す数字だそうです。
なるほど。それなら人間が国や時代を問わず過去から好んできた数字と言えますし、天国のドームが開いたサインを見つけたら願い事を3回すると叶う。ということのルーツとしては、かなり説得力があります。
ちなみに日本では、昭和初期から流れ星に願い事をするようになったらしいのですが、由来や回数などは定かではありません。調べてわかったことがありましたら、またの機会に報告しますので楽しみにしていてください。
余談ですが、流れ星を見たら1か月以内に良いことがある、と何かに書いてありました。
期限まであと少し、せめて悪いことが起こりませんようにと願うばかりです。
図 1 星空情報 国立天文台資料
図 2 1月の夜空では金星と土星の接近が見られます。
キラキラとひときわ輝いているのが金星ですので探しやすいです。
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金星と土星の接近(2023年1月) | 国立天文台(NAOJ) 国立天文台資料
管理本部 澤田 恵