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台湾・台北紀行

 2023年12月、とある会議参加のため台北に行ってまいりました。

 翌月に総統選を控えており、それぞれの候補が対中国へのスタンスが異なるため、政治的な興奮もあるのかと想像していましたが、台北市内は落ちついた雰囲気で現状変更を期待する声も強くなく、結果、民主進歩党が政権を維持することになったのはご存じのとおりです。 初めての台湾だったので、会議のない土日を利用して観光もたっぷりできました。

 まず、故宮博物院ですが、なんと2大目玉展示物の「ヒスイの白菜キリギリスのせ」と「豚の角煮」(正式名称:翠玉白菜、肉型石)が他所に貸し出されていて、ポスターと画像で我慢することになりました。

(写真:翠玉白菜)

 

 中国近世史といえば孫文と蒋介石ですが、それぞれ國父記念館、中正紀念堂でその巨大なブロンズ像を見ることができます。ただし、敷地の規模感は1:5くらい、蒋介石像を見るためには89歳でなくなったのを記念した89段ある階段を上らなければなりません。個人的には歴史で習った孫文の三民主義の原本に感動しました。

 

(写真:中正紀念堂)

 

(写真:三民主義)

 

 定番の観光地ではないところでいえば、郊外にある野柳地質公園は風や潮で浸食された、アイスクリームやハートや亀などいろいろな形に見える奇岩が多数あり、景色も美しく、遠出した甲斐がありました。

 

(写真:野柳地質公園)

 

 現地では英語よりは日本語が通じる程度、漢字の筆談も有効です。治安のよさは日本以上で、深夜・早朝でも不安を感じる場面はありませんでした。ちなみに物価は安いといわれていましたが、昨年来の円安で「やや安い」くらいになったようです。

(H.W.)

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