代表挨拶

ユニコ インターナショナル株式会社は設立から55年目を迎えようとしています。

始まりは、開発途上国の工業基盤づくりに寄与すべく工業プロジェクトのコンサルティングサービスを海外専門に行う日本で最初の会社でした。石油化学分野を中心に国際機関の融資を受けたプラント建設等の大がかりなプロジェクトの開発や管理を担い、産業発展の礎となる施設設備の立ち上げを見守ってきました。

その後、産業振興に関わる政策・制度や人材育成等の技術協力にも事業を広げました。裾野産業育成や地場産業活性化を主な切り口として、相手国の社会経済開発に重要な意味を持つ中小企業振興の強化・充実を支援してきました。

半世紀の間に開発協力の形勢にも産業振興の考え方にも変遷がありました。全体として分散・多様化が進み、複層的・同時並行的な変化にスピードと大胆さをもって適応する必要性が高まっていると感じます。

こうした中、当社の原点に立ち返り「世界の人々の豊かな暮らしを思い、産業を育てる知恵と技術の共創を使命とする」旨を2021年に改めて掲げました。創業以来の当社の役割は、開発途上国の産業の発達を促す過程をより実り多いものとするために高度専門的なコンサルティングサービスで貢献することでした。円借款事業のプロジェクトマネジメントコンサルタント業務と技術協力事業の開発コンサルタント業務の両面から開発途上国の産業の育成に関わってきた当社ならではの知識・技術とネットワークを活かし、使命を追求して参ります。

2025年7月
代表取締役社長
及川 美和子(おいかわ みわこ)

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